いくつもの工程を経て完成する日本酒。
そんな日本酒の作り方や用語などの基礎知識をご紹介します。
知れば知るほど日本酒が楽しくなりますよ。

原料や米の磨き具合、製法で呼び方が変わります ※画像クリックで拡大します。
日本酒用語解説
- 杜氏【とうじ】蔵人を取りまとめる人。日本酒の製造責任者。米の質に左右されず一貫した酒を造る。
- 精米歩合【せいまいぶあい】米を削る割合のこと。低いほど玄米に近く、高いほど多く削り米本体は小さく丸くなる。
- 酒造好適米【しゅぞうこうてきまい】タンパク質や脂質が少なく、デンプン質の多い酒造りに適した米。粒が大きく、心白が出る。五百万石、越淡麗など。
- 日本酒度【にほんしゅど】糖分とアルコール分の比重で測られる甘辛の指標。プラスの値が大きいほど辛口、マイナスの値が大きいほど甘口。
- 酸度【さんど】酸の含有量を表した数値。高いほど芳醇な味になり、低いほど淡麗な味になる。
- 原酒【げんしゅ】割水をせず、しぼったままの味を楽しめるお酒。アルコール度数は20度前後とかなり高い。
- 生酒【なまざけ】火入れを一切しないお酒。貯蔵時に火入れをしない「生貯蔵酒」、瓶詰時に火入れをしない「生詰」もある。
- ひやおろし【ひやおろし】春先に造り貯蔵し、夏の間熟成させ、初秋に出荷されるお酒。ひと夏越してうまみが増す。
- おりがらみ【おりがらみ】おりを取り除かずに詰めたお酒。酵母が生き、フレッシュな味わいだが、管理に注意が必要。